中央大学 文学部 泉ゼミ (美術史美術館コース) ブログ

美術史美術館コースは、中央大学文学部フランス語文学文化専攻に設置されています。このブログは、日頃のゼミ活動を更新しています。

ようこそ、泉ゼミ・ブログへ。
ゼミは3、4年生で構成され、2年間で、フランスを中心とした西洋美術史、美術館や文化遺産の歴史や今日のあり方について学びます。
★★★★★★
このブログは、ゼミの紹介がメインです。
ゼミ活動のまとめは、上のメニューバー「ゼミについて(毎年更新)」をご覧ください。
大学のゼミってどんな活動をするの? 文学部のゼミでどういうことを学ぶの?
そういうことを知りたい方に、うちのゼミの様子をお伝えできればと思います。

カテゴリ: 見学会

日時:2024年5月25日(日)午後
場所:パナソニック汐留美術館
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/25/250412/
PXL_20250525_062047199 (1)
2025年度、2回目の見学会はルドン展でした。
事前学習では、5つのグループに分けて、展覧会の作品リストを見ながら、グループが担当する範囲を決めました。
1.ルドン初期
2.黒の時代
3.光・色彩への移行
4.神話の主題
5.花のモチーフ、装飾
見学後、それぞれのテーマでグループワークをし、どのようなテーマや語るべきこと(主題、造形的特徴、作家の人間関係、時代背景など)があり、どのような作品を取り上げるかについて話し合い、図録の論文や解説を参照しながら、グループで1つのパワーポイントを作成して発表。

5グループの発表は、2回の授業時間200分でも足りないくらい充実したものでした。ゼミ生ひとりひとりルドンについてかなり詳しくなったと思います。
PXL_20250613_061401575~2 (1)

日時:2024年4月27日(日)午後
場所:国立西洋美術館
https://art.nikkei.com/dokomiru/

36のテーマがあり、それぞれのセクションごとに「サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館」の展示をみることができました。ルネサンスから近代まで時代順に進むので、美術史の勉強にもなったと思います。

作品比較を課題とし、発表者には1つのテーマを選んでもらいました。展覧会のキャプションを参考に、作品の類似点や相違点をあげながら、主題(神話やキリスト教)、構図、色彩、描き方、作家と工房、鑑賞者との関係など、さまざな視点から比較考察を行い、学生たちは作品をじっくり観ることになりました。

ゼミは始まったばかりです。これからゼミで学びを深めるにあたって、教科書のような展覧会で、とてもタイミングがよかっと思います。
IMG_9776加工















個人的にですが、印象深かった作品。背中のくびれに思わずほれぼれしました。
背景は加工しています。
PXL_20250427_054246661










日時:2024年2月3日(土)午後
場所: DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)
https://kawamura-museum.dic.co.jp/

ゼミの見学会はいつも東京圏内が多いのですが、今回は千葉県佐倉まで遠出しました。その目的地は、2025年4月から休館が予定されている、DIC川村記念美術館です。送迎バスに30分ほど乗って、現地に到着。
Photokako-total-blur-S3a5kBBhDOFuQYky
そして忘れないうちに、集合写真を撮りました。
Photokako-total-blur-h4rCaXoQlZUMbnI6

入り口では、フランク・ステラのオブジェがお出迎え。
印象派から20世紀前半の名画の部屋では、オーディオ解説が充実しているので、学生たちはじっくり作品観察をしたことでしょう。そしてレンブラントの作品をへて、シュルレアリスム、抽象絵画、ジョゼフ・コーネルの箱、そしてロスコ・ルームへ。
2階の200展示室は個人的にお気に入りの部屋です。左右のガラス窓からニュアンスの異なる光が差し込み、その光のもとで展示作品を堪能できます。時間があればずっと過ごしていたい素晴らしい部屋です。ロスコ・ルームは外の光を取り込まず、赤の色彩が放つ光のみ。その対比が見事です。そして、フランク・ステラの絵画の変遷を追いつつ、最後に企画展「西川勝人 静寂の響き」をみて終了。

学生たちと庭園を散歩し、テラスでお茶をしました。
4年生にとっては、今回の訪問がゼミ最後の見学会となりました。一度は学生を連れて訪れたいと思っていたので、よい機会になりました。

写真は以前訪れた時、5月に撮影したものです。藤棚がとてもきれいでした。
IMG20230425123152

IMG20230425123038

IMG20230425122238

日時:2024年6月2日(日)午後
場所:東京国立近代美術館
https://art.nikkei.com/trio/

2024年度のゼミ生が選んだもうひとつの展覧会です。

パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館のモダンアート・コレクションから、34のテーマのもとにトリオを組むというユニークな構成の展覧会です。日頃、ゼミでは比較を通した作品分析をよく行います。まさにうってつけの展覧会です。

総勢110名の作家が登場しますので、事前学習では、学生たちは、担当する章のなかで、自分の知らない作家について調べました。今回は絵画だけでなく、彫刻、版画、素描、写真、デザイン、映像と多岐にわたる作品が展示されますので、「作家を知る」という意味でも勉強になります。

事後学習では、学生ひとりひとりが、34のテーマのなかからひとつを選び出し、発表形式でトリオの分析を試みました。今回の発表を通して、モダンアートの表現の多様性を知るとともに、広告、デザイン、写真といった身近な作品から、その魅力を楽しみながら学ぶ機会になったと思います。

個人的には、百瀬文《Social Dance》を初めて見たのですが、その映像の力に惹きつけられました。また、ヘンリー・ダーガーをとても楽しみにしていました。著作権の関係で図録に掲載がなかったのが残念でした。
PXL_20240602_043734416

日時:2024年5月12日(日)午前
場所:SOMPO美術館
https://www.sompo-museum.org/exhibitions/2023/magic-north/

2024年度のゼミ生が選んだ展覧会のひとつです。
北欧関係の展覧会は、昨今、建築やデザインの分野で開催されました。ゼミでは数年前にアアルト展に行きました。今回は絵画作品の展示ということで、国立西洋美術館にアクセリ・ガッレン=カッレラの作品が近年収蔵されたはものの、国内で観ることのできる作品は限られていると思います。北欧の絵画を取り上げた企画展はめずらしいという意見が多くあり、選ばれました。

グループごとに担当セクションを決め、それぞれのテーマやキーワード、芸術家を把握したうえで、作品の考察を発表しました。
学生たちが感想として指摘したのは、
・北欧独自の文化や自然に根ざした絵画作品の発見
・館内のBGMによって、視覚だけでなく聴覚も楽しめた
・北欧の都市風景の静謐、北欧の自然風景の冷たさ
・北欧の神秘性とその変遷
・山や森の日本とは違う価値観
などです。
IMG_6463
Photokako-total-blur-384SEXH6udfgjr9s
Photokako-total-blur-wYFzyXuRvbIX7dIC

↑このページのトップヘ