中央大学 文学部 泉ゼミ (美術史美術館コース) ブログ

美術史美術館コースは、中央大学文学部フランス語文学文化専攻に設置されています。このブログは、日頃のゼミ活動を更新しています。

ようこそ、泉ゼミ・ブログへ。
ゼミは3、4年生で構成され、2年間で、フランスを中心とした西洋美術史、美術館や文化遺産の歴史や今日のあり方について学びます。
★★★★★★
このブログは、ゼミの紹介がメインです。
ゼミ活動のまとめは、上のメニューバー「ゼミについて(毎年更新)」をご覧ください。
大学のゼミってどんな活動をするの? 文学部のゼミでどういうことを学ぶの?
そういうことを知りたい方に、うちのゼミの様子をお伝えできればと思います。

カテゴリ: 授業

2025年度ゼミ生による「卒業論文」と「学年末レポート」のタイトル

4年生 卒業論文タイトル
カミーユ・コローにおける自然の表現──中期から晩年の風景画の描き方について」
クロード・モネの人物画──モネが人物を描かなくなった理由」
アンリ・ファンタン=ラトゥールの静物画──新鮮さと温かみの在りかについて」
ポール・セザンヌの技法──絵画の構図と視点の探求」
ベルト・モリゾの私的空間における女性表象──女性の解放と自己の確立」
エドガー・ドガの構図と視覚表現──浮世絵との比較を通して」

3年生 学年末レポートタイトル
ディエゴ・ベラスケス──写実性と構図の革新」
フランソワ・ブーシェ──コンクールからみる刷新的な取り組み」
エドガー・ドガ──踊り子シリーズにみられるドガの独自性」
アルフォンス・ミュシャ──媒体を越えた構成力と没入感」
エミール・ガレ──ジャポニスムを通して再構築されたガレの自然観」
カスパー・ダーヴィット・フリードリヒ──風景画に秘められた精神世界」
マルセル・デュシャン──「言葉遊び」が開くアート」
エドワード・ロバート・ヒューズ──ラファエル前派と象徴主義の狭間で」
ジョン・ジェームズ・オーデュボン──博物学と芸術の接点」
フェリックス・ヴァロットンの木版画における「死」の表象──国家・都市・戦場における死の描かれ方」
ギュスターヴ・クールベ──死の表現と土の地面」
フィンセント・ファン・ゴッホ──アルル期における色彩と精神」
アンディ・ウォーホルの作品──社会との関わりについて」
ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス──物語画に見られる表現」
レンブラント──晩年のスタイルの確立とその影響について」

3年生「学年末レポート」、4年生「卒業論文の概要」をまとめて冊子にし、2025年度ゼミ活動の成果とします。

日時:2024年5月25日(日)午後
場所:パナソニック汐留美術館
https://panasonic.co.jp/ew/museum/exhibition/25/250412/
PXL_20250525_062047199 (1)
2025年度、2回目の見学会はルドン展でした。
事前学習では、5つのグループに分けて、展覧会の作品リストを見ながら、グループが担当する範囲を決めました。
1.ルドン初期
2.黒の時代
3.光・色彩への移行
4.神話の主題
5.花のモチーフ、装飾
見学後、それぞれのテーマでグループワークをし、どのようなテーマや語るべきこと(主題、造形的特徴、作家の人間関係、時代背景など)があり、どのような作品を取り上げるかについて話し合い、図録の論文や解説を参照しながら、グループで1つのパワーポイントを作成して発表。

5グループの発表は、2回の授業時間200分でも足りないくらい充実したものでした。ゼミ生ひとりひとりルドンについてかなり詳しくなったと思います。
PXL_20250613_061401575~2 (1)

日時:2024年4月27日(日)午後
場所:国立西洋美術館
https://art.nikkei.com/dokomiru/

36のテーマがあり、それぞれのセクションごとに「サンディエゴ美術館 vs 国立西洋美術館」の展示をみることができました。ルネサンスから近代まで時代順に進むので、美術史の勉強にもなったと思います。

作品比較を課題とし、発表者には1つのテーマを選んでもらいました。展覧会のキャプションを参考に、作品の類似点や相違点をあげながら、主題(神話やキリスト教)、構図、色彩、描き方、作家と工房、鑑賞者との関係など、さまざな視点から比較考察を行い、学生たちは作品をじっくり観ることになりました。

ゼミは始まったばかりです。これからゼミで学びを深めるにあたって、教科書のような展覧会で、とてもタイミングがよかっと思います。
IMG_9776加工















個人的にですが、印象深かった作品。背中のくびれに思わずほれぼれしました。
背景は加工しています。
PXL_20250427_054246661










2024年度ゼミ生による「卒業論文」と「学年末レポート」のタイトル

4年生 卒業論文タイトル
ルドンが描く神話画──ノワールから色彩への変遷を通して」
葛飾北斎の画風の変遷──西洋は浮世絵師に何をもたらしたか」
ヴィルヘルム・ハマスホイの室内画──静謐さの分析」
エッシャーによる錯視作品の再考──版画技法の成熟とシュルレアリスム的要素」
ポール・シニャックの画法の変容──点描法からアナーキズム思想を辿って」
ドミニク・アングルの肖像画──肖像画から読み取る理想の美をひきだす要素」
ジョン・エヴァレット・ミレイのファンシー・ ピクチャーの美学──19 世紀美術における子ども像」
ニコラ・プッサンの舞台的な空間表現──17 世紀における物語表現の独自性」
オノレ・ドーミエの諷刺画──19 世紀フランス社会を映し出すまなざし」

3年生 学年末レポートタイトル
ギュスターヴ・クールベ──レアリスムのテーマとその影響」
カミーユ・コローの中期から晩年の作品──神話画と風景画の表現について」
クロード・モネ──モネの人物画」
アンリ・ファンタン=ラトゥール──静物画の特徴とその背景」
ポール・セザンヌ──林檎を描くことに人生をかけた画家」
ベルト・モリゾ──作品における自己表現」
エドガー・ドガ──人物表現と構図を中心に」

3年生「学年末レポート」、4年生「卒業論文の概要」、4年生「学生生活をふりかえって」をまとめて冊子にし、2024年度ゼミ活動の成果とします。

日時:2024年2月3日(土)午後
場所: DIC川村記念美術館(千葉県佐倉市)
https://kawamura-museum.dic.co.jp/

ゼミの見学会はいつも東京圏内が多いのですが、今回は千葉県佐倉まで遠出しました。その目的地は、2025年4月から休館が予定されている、DIC川村記念美術館です。送迎バスに30分ほど乗って、現地に到着。
Photokako-total-blur-S3a5kBBhDOFuQYky
そして忘れないうちに、集合写真を撮りました。
Photokako-total-blur-h4rCaXoQlZUMbnI6

入り口では、フランク・ステラのオブジェがお出迎え。
印象派から20世紀前半の名画の部屋では、オーディオ解説が充実しているので、学生たちはじっくり作品観察をしたことでしょう。そしてレンブラントの作品をへて、シュルレアリスム、抽象絵画、ジョゼフ・コーネルの箱、そしてロスコ・ルームへ。
2階の200展示室は個人的にお気に入りの部屋です。左右のガラス窓からニュアンスの異なる光が差し込み、その光のもとで展示作品を堪能できます。時間があればずっと過ごしていたい素晴らしい部屋です。ロスコ・ルームは外の光を取り込まず、赤の色彩が放つ光のみ。その対比が見事です。そして、フランク・ステラの絵画の変遷を追いつつ、最後に企画展「西川勝人 静寂の響き」をみて終了。

学生たちと庭園を散歩し、テラスでお茶をしました。
4年生にとっては、今回の訪問がゼミ最後の見学会となりました。一度は学生を連れて訪れたいと思っていたので、よい機会になりました。

写真は以前訪れた時、5月に撮影したものです。藤棚がとてもきれいでした。
IMG20230425123152

IMG20230425123038

IMG20230425122238

↑このページのトップヘ