泉ゼミでは美術館見学会後にはかならずレポートの課題を出しています。
3年生はこれまで
「ドービニー展」、「松方コレクション展」のレポートを、こちらが渡した書式に基づいて書いてきました。
「コートールド美術館展」のレポートでは、展覧会で観た作品を1枚あるいは複数枚選び、テーマを自分で設定して論じるというものでした。さらに次のような指示を出しました。
1.選んだ作品に関連する文献(展覧会図録のほかに)を必ず読むこと。
2.文献の引用をして、注を付けること。
3.引用した文章に対する自分の見解を述べること。
4.レポートの最初に作品のディスクリプションをすること。
11月のゼミでは、4年生が卒論論文に取り掛かっているあいだ、3年生は展覧会レポートに専念してもらいました。11月末に提出し、個人面談によってそのレポートの成果を確認しました。

総評として、今回のレポート課題で大きな進歩がありました。みなさん感想文ではないしっかりとした客観的な分析に基づくレポートを書いてくれました。また、作品をよく観察するということを実践してくれました。この進歩を学年末レポートに結び付けてください。

①取り上げた作品、②レポートのタイトル(今回は、マネ作品については事前勉強をしていたので、選択肢から除外しました。)

ドガ《窓辺の女》1871-1872
・ドガの絵画における社会風刺

モネ《秋の効果、アルジャントゥイユ》1873

・モネにおける筆触分割

ルノワール《桟敷席》1874
・ルノワールの人物描写について
・ルノワールが用いた光の効果
・桟敷席を通してみる都市生活と劇場

ドガ《舞台上の二人の踊り子》1874
・ドガの世界のとらえ方

シスレー《セーヌ川の船》1877年頃
・《セーヌ川の船》における水面がもたらす効果

スーラ《クールブヴォワの橋 》1886-1887年頃、他
・スーラにおける印象派から点描主義への変遷

セザンヌ《大きな松のあるサント=ヴィクトワール山》1887

ゴッホ《花咲く桃の木々》1889
・ゴッホの色彩 青の使い方

ブーダン《ドーヴィル》1893
・ウジェーヌ・ブーダンとフランソワ・ドービニー

ルノワール《アンブロワーズ・ヴォラールの肖像》1908《靴紐を結ぶ女》1918
・ルノワールの人物表現