日時:2024年6月2日(日)午後
場所:東京国立近代美術館
https://art.nikkei.com/trio/

2024年度のゼミ生が選んだもうひとつの展覧会です。

パリ市立近代美術館、東京国立近代美術館、大阪中之島美術館のモダンアート・コレクションから、34のテーマのもとにトリオを組むというユニークな構成の展覧会です。日頃、ゼミでは比較を通した作品分析をよく行います。まさにうってつけの展覧会です。

総勢110名の作家が登場しますので、事前学習では、学生たちは、担当する章のなかで、自分の知らない作家について調べました。今回は絵画だけでなく、彫刻、版画、素描、写真、デザイン、映像と多岐にわたる作品が展示されますので、「作家を知る」という意味でも勉強になります。

事後学習では、学生ひとりひとりが、34のテーマのなかからひとつを選び出し、発表形式でトリオの分析を試みました。今回の発表を通して、モダンアートの表現の多様性を知るとともに、広告、デザイン、写真といった身近な作品から、その魅力を楽しみながら学ぶ機会になったと思います。

個人的には、百瀬文《Social Dance》を初めて見たのですが、その映像の力に惹きつけられました。また、ヘンリー・ダーガーをとても楽しみにしていました。著作権の関係で図録に掲載がなかったのが残念でした。
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