2019年度の合宿から、4年ぶりに、夏の企画を復活させました。昨年度の卒業生がゼミ合宿/旅行に行きたかったと言っていたのが、気になっていましたし、今年度は新型コロナが5類に移行しましたので、無理のない範囲で企画を立てました。

2023年度は山梨県立美術館と中村キース・ヘリング美術館を訪れました。2日目は、電車とタクシーを使ったので時間がかかりましたが、自然のなかの美術館では、とても気持ちのよい、すがすがしい気分に満たされました。

日時:2023年9月2日(土)
場所:山梨県立美術館
https://www.art-museum.pref.yamanashi.jp/
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ミレーバルビゾン派のコレクションをもつ有名な美術館です。まず画家ミレーについてのアニメーション・ビデオを10分ほど見た後、展示室に入りました。今回、ボランティアの学芸員さんに解説をお願いしました。快く引き受けてくださり、30~40分の解説をしてくださいました。たとえ美術史の知識はあっても、はじめて訪れる私たちにとって、いつもミレーの作品に接している方の解説は、とても聞き応えがありました。分かりやすい解説の後、学生たちはそれぞれ自分の眼で作品と向き合いました。

ここの美術館は、都内の美術館とは異なり、スペースにゆとりがあります。作品の前で多少会話をしても許されるような、おおらかな雰囲気がありました。というわけで、教員が多少知識を与えながら、作品の前で学生と対話するという貴重な機会を持てました。

バルビゾンのコレクションも、大変見応えがあり、風景画の歩みをたどることができる展示でした。

展覧会を観るのに夢中になって、いつも忘れてしまう集合写真。
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日時:2023年9月3日(日)
場所:中村キース・ヘリング美術館
https://www.nakamura-haring.com/
2日目は甲府駅に集合して、電車とタクシーで美術館に向かいました。タクシーがなかなかつかまらないので、時間を要しました。タクシーの運転手さんによると、小淵沢駅あたりは標高1000メートルのところにあるそうで、耳に違和感を覚える人もいるそうです。日差しは強いですが、日陰に入った時の風の気持ちよさは格別です。
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現代アートのわくわく感が体験できる美術館で、学生たちのテンションは上がりっぱなし。1980年代のアメリカのことを知らなくても、力強い線、独特な形の反復と、鮮やかな色は、楽しませてくれます。学生たちを連れてきてよかったです。
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