中央大学 文学部 泉ゼミ (美術史美術館コース) ブログ

美術史美術館コースは、中央大学文学部フランス語文学文化専攻に設置されています。このブログは、日頃のゼミ活動を更新しています。

ようこそ、泉ゼミ・ブログへ。
ゼミは3、4年生で構成され、2年間で、フランスを中心とした西洋美術史、美術館や文化遺産の歴史や今日のあり方について学びます。
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このブログは、ゼミの紹介がメインです。
ゼミ活動のまとめは、上のメニューバー「ゼミについて(毎年更新)」をご覧ください。
大学のゼミってどんな活動をするの? 文学部のゼミでどういうことを学ぶの?
そういうことを知りたい方に、うちのゼミの様子をお伝えできればと思います。

2023年04月

日時:2023年4月23日(日)午後
場所:東京国立近代美術館
https://jubun2023.jp/
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2023年度のゼミ活動が始まりました。今年は久しぶりにゼミの新歓コンパを企画することができました。場所は大学内の学生食堂です。女子が中心の少人数のゼミですので、アットホームな雰囲気のなかで、近況報告、就活、趣味、女子力、恋バナ(?)の話で盛り上がっていました。

さて今年度の美術館見学の第1弾は東京国立近代美術館70周年記念展である「重要文化財の秘密」です。教員が選びました。GWが始まると混雑するので、その前に行きましたが、日曜日なのでそれなりに混んでいました。
東近美ではおなじみの作品ですが、改めて「重要文化財」という視点で見ることで、「問題作が傑作になるまで」の問いを通して、戦後の評価史が浮き彫りになる展覧会でした。そして60日展示ルールにより、見られない作品があるのは仕方のないことです。鏑木清方の展示は終了していました。
ゼミでは事前準備として展覧会の大まかなことを「出品目録」にしたがって予習し、それぞれが1枚の作品を担当することに決めました。本ゼミは西洋美術を中心に扱いますが、今回は日本人が学んだ西洋のエッセンスを考察するよい機会になるでしょう。
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クレーの新収蔵作品を常設展示で見ることができました。解説のおかげで、記憶に残る作品となりました。

大学のさまざまな活動が戻ってきました。事後報告になりますが、東京都美術館「マティス展」(2023年4月27日~8月20日)のキュレーターであるヴェルディエさんの講演会が開催されました。フランス国立近代美術館(ポンピドウーセンター)のキュレーターになるまでのキャリア形成(ソルボンヌ大学、エコール・デュ・ルーヴル、コートールド美術研究所、博士論文執筆のためのアメリカ留学)について、自らの歩みをお話してくださいました。最後に「マティス展」の見所なども教えてくださり、大変充実した講演会になりました。ヴェルディエさんは、展覧会準備で大変お忙しいにもかかわらず、100分の授業にまるまるお付き合いくださいました。ありがとうございました。

ヴェルディエさん20230417


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