日時:2022年6月26日(日)午後
場所:21_21 DESIGN SIGHT
http://www.2121designsight.jp/program/C_JC/
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2022年度前期ゼミ、見学会第3弾は「クリストとジャンヌ=クロード”包まれた凱旋門”」です。
この展覧会もゼミ生たちが選んだものです。猛暑の中、行ってきました。日差しの強烈さが集合写真から分かります。
クリストはこの凱旋門プロジェクトの完成を見ずして、2020年にジャンヌのもとに旅立ちました。夫婦の思いを引き継いだ人たちの奮闘ぶりがよく分かる内容でした。教員は会場内のビデオをすべて腰を下ろして見たので、ずいぶん時間がかかってしまいました。ついこの前、ある大学の授業で「ノートル=ダム・ド・パリ大聖堂の建造」に関するビデオを学生たちに見せたのですが、それを思い出しました。このプロジェクトは21世紀の文化遺産の創造にも思えました。ただし期間限定、一時のものです。だからこそ記憶のなかに生き続ける、ビデオのなかのドキュメンタリストがそうコメントしていたように思います。学生たちは何を思ったでしょうか。
今のゼミの3年生、4年生は、2年間のオンライン授業に我慢してきた世代です。みんなで楽しく見て、近くでお茶でもしていたようです。教員が展覧会を後にしたとき、ゼミのお茶はすでに解散したということでした。

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フランスの歴史を記念する凱旋門。ヴィクトル・ユゴーの国葬の時は、ここを通りました。その記念物が包まれて象徴的な意味を失ったとき、パリという都市のなかでどのように見えたでしょう。写真はもちろん残っていますが、本物を見たかったです。