中央大学 文学部 泉ゼミ (美術史美術館コース) ブログ

美術史美術館コースは、中央大学文学部フランス語文学文化専攻に設置されています。このブログは、日頃のゼミ活動を更新しています。

ようこそ、泉ゼミ・ブログへ。
ゼミは3、4年生で構成され、2年間で、フランスを中心とした西洋美術史、美術館や文化遺産の歴史や今日のあり方について学びます。
★★★★★★
このブログは、ゼミの紹介がメインです。
ゼミ活動のまとめは、上のメニューバー「ゼミについて(毎年更新)」をご覧ください。
大学のゼミってどんな活動をするの? 文学部のゼミでどういうことを学ぶの?
そういうことを知りたい方に、うちのゼミの様子をお伝えできればと思います。

2022年05月

日時:2022年5月29日(日)午前
場所:Bunkamuraザ・ミュージアム
https://www.ntv.co.jp/botero2022/
IMG20220529105822
2022年度前期ゼミ、見学会第2弾は「ボテロ展 ふくよかな魔法」です。
第1回は教員が提案した展覧会でしたが、第2回、第3回は、3年生それぞれが見学したい展覧会を選び出して発表し、そのなかから投票で2つを決めました。教員は学生時代にBunkamuraによく足を運びました。ボテロについては、ル・シネマでドキュメンタリーも上映されているようです。
今回は事前に課題を与えました。数名で言葉を交わしながら見たり、個人でイヤホン・ガイドとともにじっくり観察したり、時には教員が絵の前で少しコメントしたり、1時間30分があっという間に過ぎました。
美術史の教科書にまだ記されていない現代の芸術家ボテロについて、造形的な特徴、主題、美術史との関係について、グループワークで考えてもらいます。
当日は、30度を超える暑さでした。8名の学生たちとともに、戸外の木陰のテラス(ドゥマーゴではなく)でパスタを食べて、おしゃべりして解散。気持ちのよい昼下がりでした。(残念ながら写真を撮るのを忘れました。)
IMG20220529123535
こちらは美術館前のスペースに展示されていたボテロの彫刻。

日時:2022年4月29日(金)午後
場所:森美術館
https://www.mori.art.museum/jp/exhibitions/chimpom/
IMG20220429170443
2022年度前期のゼミが始動しました。今年度の見学会第1弾は、「Chim↑Pom展:ハッピースプリング」です。この企画はすでに3月の時点で教員がゼミ生に伝えていました。
「今だけ学生・子供ワンコイン」割引:学生、子供は期間中、一律500円になるワンコインキャンペーンを実施。期間:3.14(月)~5.5(木・祝)
という魅力的な料金設定があることを知り、これなら躊躇なくゼミ生を森美術館に連れて行くことができます。

ゼミでの見学会は、事前学習と事後学習がセットになっています。今回は事前学習の時間が十分ではありませんでしたが、ゼミ生にネットで読める展覧会記事を集めてもらいました。今回の展覧会は学生が「ハッピースプリング」を楽しんでもらうことが目的でしたので、むしろ事前学習は必要なかったでしょう。この展覧会にすでに足を運んでいた4年生がいましたので、見どころを発表してもらいました。事後学習として、グループ・ディスカッションを予定しています。

さて、見学会当日は祝日でしたので、ゼミでの全体集合はせず、会場でできる人だけ15時半過ぎに待ち合わせということにしました。待ち合わせ場所は、こちらの展示室。IMG20220429175719
by-nc-nd.eu



Chim↑Pom
《ヒロシマの空をピカッとさせる》
《PAVILION》

この写真は「クリエイティブ・コモンズ表示 - 非営利 - 改変禁止 4.0 国際」ライセンスの下で許諾されています。











大雨にもかかわらず、混雑していました。この展示室はちょうど全体の真ん中あたりで、教員は人をかき分けながら向かったわけですが、数人の学生と会うことができました。現代アートの展覧会を観る経験の少ない学生たちの反応を見たかったわけですが、楽しんでいる様子でした。また会場の熱気もありました。

教員は学生たちの反応を確認したあと、まずはルー・ヤン(陸揚)の映像を1時間ほど楽しみ、その後、最初の展示室のほうに足を向けました。会場を後にしたのは19時ごろ、見応えのある、もちろん「ハッピー」になる展覧会でした。来週のグループ・ディスカッションが楽しみです。

↑このページのトップヘ