日時:2022年12月18日(日)午後
場所:アーティゾン美術館
https://www.artizon.museum/exhibition_sp/opera

2022年度後期、ゼミ見学会は「パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂」に行ってきました。フランス美術と文化遺産を学ぶこのゼミにとって、アーティゾン美術館は、いつも豊富な知識と視覚体験を授けてくれる場所です。しかも、学生の入場料が無料という太っ腹です。展覧会は基本的にゼミ生が選びます。教員としては、1年を通して、絵画展だけでなく、文化遺産というものを総合的に学べることも、訪問する展覧会を決定するうえで考えています。
フランス国立図書館の協力のもと、パリ・オペラ座アーカイブの資料を中心に、17世紀から現代までを「総合芸術」的な観点からたどるぜいたくな展覧会でした。パリ・オペラ座が、アカデミックもアヴァンギャルドも、あらゆる芸術家たちを惹きつける磁場のような場所で、そこで生まれた芸術的遺産を堪能してきました。
19世紀フランス絵画では、マネの同じ主題の作品を二枚並べて観ることができる貴重な機会でした。
《ハムレット役のフォールの肖像》の2枚(1877年)
《オペラ座の仮面舞踏会》(ワシントン、ナショナル・ギャラリー)と《オペラ座の仮装舞踏会》(アーティゾン美術館)の2枚(1873年)
《フォールの肖像》は思ったよりもサイズが大きく、展示室に入ってこちらがドキッと驚いてしまうような、生き生きとした空気感が伝わってきました。《仮面舞踏会》と《仮装舞踏会》の2枚は、マネの試行錯誤が浮かび上がってきます。また、ドガの彫刻の3体は、観察しているうちに、同じポーズをしてみたい気分になるほど、作り手の鋭い洞察を感じました。
これほど多種多様な資料群をいちどに観る機会はそうありません。学生たちは事前学習を念入りにし、それぞれが注目作品をピックアップしていたので、展示の数に圧倒されることなく、楽しんでくれたと思います。https://www.artizon.museum/exhibition_sp/opera

2022年度後期、ゼミ見学会は「パリ・オペラ座−響き合う芸術の殿堂」に行ってきました。フランス美術と文化遺産を学ぶこのゼミにとって、アーティゾン美術館は、いつも豊富な知識と視覚体験を授けてくれる場所です。しかも、学生の入場料が無料という太っ腹です。展覧会は基本的にゼミ生が選びます。教員としては、1年を通して、絵画展だけでなく、文化遺産というものを総合的に学べることも、訪問する展覧会を決定するうえで考えています。
フランス国立図書館の協力のもと、パリ・オペラ座アーカイブの資料を中心に、17世紀から現代までを「総合芸術」的な観点からたどるぜいたくな展覧会でした。パリ・オペラ座が、アカデミックもアヴァンギャルドも、あらゆる芸術家たちを惹きつける磁場のような場所で、そこで生まれた芸術的遺産を堪能してきました。
19世紀フランス絵画では、マネの同じ主題の作品を二枚並べて観ることができる貴重な機会でした。
《ハムレット役のフォールの肖像》の2枚(1877年)
《オペラ座の仮面舞踏会》(ワシントン、ナショナル・ギャラリー)と《オペラ座の仮装舞踏会》(アーティゾン美術館)の2枚(1873年)
《フォールの肖像》は思ったよりもサイズが大きく、展示室に入ってこちらがドキッと驚いてしまうような、生き生きとした空気感が伝わってきました。《仮面舞踏会》と《仮装舞踏会》の2枚は、マネの試行錯誤が浮かび上がってきます。また、ドガの彫刻の3体は、観察しているうちに、同じポーズをしてみたい気分になるほど、作り手の鋭い洞察を感じました。
